FPコラム 9 - 2005.9.23
人と保険、人と不動産の新しい関係
このホームページをお読みになっている皆さんの中には、独立起業という将来的な目標をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
では、皆さんが、仮に独立起業をしたとして、次の例を思い浮かべてみましょう。
例1.お弁当屋さんをはじめました!
お弁当の味見をしませんか?
→それなら、味見をさせて下さい。となる可能性は高いです。
例2.保険屋さんをはじめました!
例3.不動産屋さんをはじめました!
話だけでも聞いてみませんか?
→素直に話を聞いてもらえる可能性は少ないかもしれません。
いったい、なぜなのでしょう?
そもそも保険というのは、人と人とが万が一の時に助けあう素晴らしいシステムのはず。不動産も、人が生活や仕事をしていく上でなくてはならない夢のあるもののはずなのに…。
保険や不動産の営業は売るのがメインの仕事です。お客様が契約をするところまでサポートできなければ、プロとしての仕事を完了させることができません。
お客様もそのことは当然承知していますので、話だけでは終わらない、加入をすすめられる、購入をすすめられる、と思うのです。
今は、保険の予定利率低下、バブル的な土地神話の崩壊などの要因もあって、保険や不動産がかつてのようには売れなくなっているという事情もあります。
そのことで、売る人も買う人もつらい思いをしています。両者は、人と人との信頼関係を失って、あたかも駆け引きをするような関係になってしまっています。
ところで、商品やサービスというのは、常に進化しています。特に、情報通信の分野は、進化が目覚しいです。例えば、15年前を思い出してみて下さい。インターネットや携帯電話をあたり前にお使いでしたでしょうか?
時代の変化とともに、保険や不動産の分野にも、新しいサービスが登場しようとしています。独立系FPのサービスは、保険や不動産のような高額商品を安心して買いたい人に向けた、新しいビジネスモデルとして成長しつつあります。
このビジネスモデルは、人と保険、人と不動産の新しい関係をつくることができます。私も、独立系FPとして、人と保険、人と不動産の関係が素晴らしいものになるよう頑張っていきたいです。
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