第12講 全体を見ながら細部を調整する。
〜 第12講のご挨拶文から抜粋 〜
このホームページをはじめてご覧になる方で、
家計簿が続かなくて困っている・・・
1月からの家計簿スタートに出遅れてしまった・・・
という方は、いませんか?
そんな方には、月別タイプのエクセル家計簿がおすすめです。
月別タイプの集計方法は、
こちら
です。
1月からの家計簿スタートに出遅れてしまった・・・という方でも、簿記・会計でいうところの推定簿記に近い考え方で、1月分もある程度復元することができます。
日別タイプは、この講座の応用編(16講〜30講)で取り扱う予定ですが、今月から家計簿をはじめる方はもちろん、エクセルが初めての方も、日別タイプは、作れていない状況だと思います。
日別タイプが作れていない方で、日別タイプにしたい方は、2006年は月別タイプのものにして、これに慣れてきたら、2007年から日別タイプのものを作ってみるというカタチでは、いかがでしょうか。
もちろん、個人的には、そのまま、ずーっと月別タイプでも、良いと思っています。(これまで、家計簿で何度も挫折している方は特に。)
すでに日別タイプでつけている方や手書きノートの方は、エクセル家計簿フォームを月次集計表として、使用していただくと良いと思います。
月別タイプでも、日別タイプでも、手書き感覚で、自由にアレンジできるところが、エクセル家計簿のメリットでもあります。
さて、第12講のテーマは、「全体を見ながら細部を調整する」です。
エクセル初心者の方が、エクセルで表を作ると、細部のデザインにこだわるあまり、全体像が見えなくなってしまいがちです。
全体像を確認しながら細部のデザインをつめていかないと、バランスの崩れた表になってしまいます。
“木を見て森を見ず”ということにならないよう、全体を見ながら作業を進めていくのが、エクセルで表をデザインするコツになります。
全体像の確認は、ツールバーにある
マークを使います。
私の場合は、
マークと
マークの次ぐらいによく使うマークです。
それでは、実際にやってみましょう。
※この作業に入る前に必ず
マークで、上書き保存をしておいて下さい。
マークをクリックすると、下図のようにシートの全体像が表示されます。
さらに、上図の「ズーム」ボタンをクリックすると、画像の拡大が出来ますので、細部の印刷イメージも確認することができます。
続いて、余白部分の調整をしてみたいと思います。
余白部分の調整は、画面の「余白」ボタンを押します。
すると、下図のように、余白を調整するための線が表示されます。
線の上にマウスポインタ(虫めがね)を持っていくと、表示が変わりますので、その状態で左クリックで線をつかんで、動かすと、余白の調整を行うことができます。
また、印刷イメージの上のふちの部分に現れた黒い四角のマークをつかんで、動かすと、列幅を調整することができます。
余白の調整を、アバウトではなく、数値できっちり設定したい場合は、下記の方法になります。
画面の「設定」ボタンをクリックし、「余白」タブを選択します。
すると、下図のような画面が表示されますので、数値できっちりと設定することが、できます。
上図でページ中央とあるのは、中央揃え(センタリング)の機能です。
セルの中央揃えと同じように、表の中央揃えができます。
水平のチェックボックスをONにすると、横方向の中央揃えができ、垂直のチェックボックスをONにすると、縦方向の中央揃えができます。
また、上と下に二重に確保してある余白は、ヘッダーとフッターという部分になります。この部分の設定方法は、第13講で取り上げる予定です。
作業が終了したら、画面の「閉じる」ボタンで、この画面を閉じます。
なお、上記で余白を調整した操作は、
マークでは戻れません。
調整の操作をした方で、戻りたい方は、メニューバーから「ファイル」→「閉じる」を選択して、「変更を保存しますか?」と聞かれたら「いいえ」を選んで、終了させ、再度ファイルを開いて下さい。
この講義を終了すると、基礎編は、残り3講です。
この講座を毎週受講して下さっている方は、エクセルを使いこなして家計簿をつけているイメージが、すでに出来つつあるのではないでしょうか。
基礎編のゴールは、もう、すぐ近くに来ていますので、ぜひ残りも頑張って下さい。
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