第15講 自分専用の家計簿にカギをかける。





〜 第15講のご挨拶文から抜粋 〜

いよいよこの基礎編も最終講となりました。

エクセルで1枚の表を作成する基本的な操作は、ほとんど盛り込みましたので、この第1講〜第15講をマスターすれば、月別タイプの家計簿が作れるようになると思います。

第1講でもお話ししましたが、エクセルは、分かり易く言うと、計算機能のついたワープロです。パソコンのキーボードやマウスに慣れている方であれば、手書き感覚で利用できます。

パソコンやエクセルに慣れていない方は、この講座やエクセル家計簿フォームを利用して、まずは、エクセルを使いこなせるようになることを目指しましょう。

エクセル家計簿は、皆さんそれぞれが、現段階での操作知識を使って、自由な発想で作成し、利用することができます。



さて、第15講、「自分専用の家計簿にカギをかける」です。

今回は、基礎編の最終講なので、少し応用的な内容を取り上げてみます。

パソコンをご家族で共有している方で、利用者ごとの特別な設定は何もしていないというケースも多いと思います。

そのようなケースで、家計簿だけは、なるべく他の人に見られたくない、あるいは、家計簿の数字を、他の人にさわられると困るという方もいらっしゃると思います。

この講義では、そんな方に向けて、自分専用の家計簿にカギをかける方法をご紹介します。

カギをかけるといっても、家計簿は、パソコンの中にありますので、現実のカギ穴にカギをかけることは、できません。

エクセル家計簿の場合は、パスワードを設定することになります。

それでは、まず実際にカギをかけてみましょう。

この作業に入る前に、家計簿を保存してよい状態にして下さい。

保存してよい状態にしたら、下図のようにメニューバーの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択します。





すると、下図の画面が表示されますので、画面右上の「ツール」から「全般オプション」を選択します。

※Excel97の方は、そのまま「オプション」を選択します。





この手順で、下図の「保存オプション」が表示されるはずです。

そして、「読み取りパスワード」に任意のパスワードを設定します。





設定が済んだら、「OK」ボタンをクリックします。

下図のようにパスワードの確認画面が表示されますので、再度同じパスワードを入力します(入力を間違えると、はねられてしまいます)。





再度パスワードを入力して、「OK」をクリックすると、「名前を付けて保存」の画面に戻りますので、「保存」をクリックして、既存のファイルと置き換えると、家計簿にカギがかかります。

家計簿の画面を終了させて、再度画面を開くと、下図のようにパスワードの入力を要求されますので、カギがかかったことが分かります。





パスワードを入力して、「OK」をクリックすると、家計簿の画面を開くことができます。

つぎに、家計簿を他の人に見てもらっても構わないが、数字をさわられると困るという方におすすめのカギのかけ方です。

先程の説明で登場した「保存オプション」の画面で、書き込みパスワードという欄がありますので、読み取りパスワードをいったんクリアして、こちらの方にパスワードを設定します。

その後の手順は、先程の流れと同じになります。

そして、再度、家計簿の画面を開くと、今度は、下図のようなカタチで、パスワードの入力が要求されます。





上図の画面が、先程と違うのは、「読み取り専用」ボタンで、とりあえず家計簿の画面は開けるところです。

ただし、「読み取り専用」なので、家計簿を開いて内容をみることはできますが、 マークで上書き保存をすることができません。

ファイルの名前を変えて保存することしかできませんので、元のファイルは、保護されるという訳です。


このように、家計簿にカギをかけると、いかにも自分専用という感じになりますね。

ただし、上記のテクニックは、パスワードを忘れると、家計簿を開くことができなくなりますので、要注意です。

このテクニックを使う方は、パスワードは、必ずメモをとって大切に保管しておくことをおすすめします。






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