第28講 タテ軸とヨコ軸を分かり易くする。





第28講、テーマは、「タテ軸とヨコ軸を分かり易くする」です。

第27講では、とりあえずグラフを作ることができましたが、できれば、もう少し分かり易く体裁を整えたいところです。

そこで、今回は、タテ軸とヨコ軸の項目を分かり易く表示する方法をご紹介したいと思います。


[ シーン1 ]




まずは、ヨコ軸の項目を1月、2月…のようなカタチで表示させる方法です。

「節約グラフ」のシートを選択した状態で、上の図のように、メニューバーから「グラフ」→「元データ」を選択します。


[ シーン2 ]




「系列」のタブを選択して、上の画面を表示させ、「項目軸ラベルに使用」の右側にある「取り出しボタン」をクリックします。


[ シーン3 ]




上の図のように、「家計簿」のシートのセルB1からセルM1までを範囲選択した上で、右側の「格納ボタン」で範囲を確定させ、「OK」をクリックします。

この手順で、セルB1からセルM1までの範囲が項目軸ラベルに使用され、1月、2月…というカタチでグラフのヨコ軸に入ります。


[ シーン4 ]




続いて、タテ軸に単位表示を挿入する方法です。

[ シーン1 ]と同様に、メニューバーから「グラフ」を選択し、今度は、「グラフのオプション」を選択します。

上の図のように、「Y/数値軸」に、例えば、「円」と入力し、「OK」をクリックします。

この手順で、「円」の文字がグラフに挿入されます。


[ シーン5 ]




挿入された「円」の文字は、マウスでつかんで、移動させることができますので、お好みの位置に移動します。

上の図のように、右クリックのメニューから「軸ラベルの書式設定」を選択して、書式を自由に変更することもできますので、配置方向を変えるなど修正を加えて出来上がりです。


ここまで、この講座を書いてきて気付いたのですが、「これは使える」と思うエクセルの機能は、Excel97の頃から、操作手順が、ほとんど変わっていないようです。

エクセルは、多くの企業や個人が使用するソフトなので、その分、たくさんのユーザーの声が反映されているのかもしれません。

パソコンや携帯は、今や、ほとんどの人が、当たり前に使えるようになり、これに伴ったいろいろなサービスが登場していますが、

次のステップとして、エクセルも、ほとんどの人が、当たり前に使えるようになり、エクセルを利用したサービスというのも、これから、どんどん登場してくると面白くなるのに、と、個人的には、思っています。






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