第6講 線の種類や太さを自由に変える。





第6講のテーマは“線の種類や太さを自由に変える。”です。

第5講では、色をテーマにしましたが、第6講では、線をテーマにします。

エクセルシートは、結局のところ、色と線と文字(数字)で構成されていますので、この3つを自由自在に変えられるようになれば、好みのデザインのシートを作ることができます。

エクセルで罫線を引く方法は、実は、ひと通りではないのですが、本日は、基本的な方法をご紹介します。

まず、ひとセルごとに罫線パターンを決める方法をご紹介します。

このシートで、もっとも分かりにくい罫線パターンと思われる、下図の「3月」を選択して下さい。





「3月」を選択したら、右クリックで上図のように、「セルの書式設定」を選択します。

すると、下図の「セルの書式設定」が表示されます。表示されたら、その中から「罫線」を選択します。





なお、上図の「セルの書式設定」は、 メニューバーの「書式」から「セル」を選択しても表示させることができます。(初心者の方は、ひょっとすると、こちらの方が覚え易いかもしれませんね。)

「セルの書式設定」の「罫線」を見ると、「3月」のセルの罫線パターンは、図解のようになっています。

左側の罫線パターンは、点線になっていますが、この表示は、実は、細線の表示です。エクセルの画面上では、点線で表示されますが、印刷をかけると、細線で印刷されます。

上下の罫線パターンは、普通線です。

分かりにくいのが、右側の線がないように見える罫線パターンなのですが、ここには、実は、白色の細線の罫線パターンが入っています。

このことは、のマークが反転していることで、確認することができます。

線の太さや種類は、図解の「スタイル」から選択し、線の色は、図解の「色」から選択できます。例えば、図解のように「色」の中から「白」を左クリックで選択した上で、変更したい罫線パターンの上を左クリックすると、罫線パターンを白色の普通線に変更することができます。


上記は、ひとセルごとに罫線パターンを決めましたが、すべてのセルの罫線パターンをこのように、ひとセルごとに決めていったら、きりがありませんね。

ご安心下さい。罫線のパターンは、まとめて指定することもできます。





上図は、セルA12〜セルO16までを範囲選択しています。

このように範囲選択した状態で、先程の手順で、「セルの書式設定」を表示させ、図解のように「スタイル」の中から普通線を選択した上で、図解の赤矢印のように左クリックすると、セルA12〜セルO16までの範囲の下の部分を、細線から普通線に変更することができます。


冒頭でもお話したように、罫線を引く方法は、ひと通りではないのですが、初心者の方は、とりあえず上記の基本的な方法をマスターするようにして下さい。

その他の方法については、第7講で、ちょこっとだけ触れる予定です。






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